第57回日本臨床ウイルス学会

会長挨拶

日本臨床ウイルス学会 挨拶

細矢 光亮(福島県立医科大学医学部小児科学講座 主任教授)

 由緒ある日本臨床ウイルス学会の第57回学術集会を、福島県で開催させていただきますこと、誠に光栄に存じます。
 この度の学術集会会場は福島県郡山市にあります磐梯熱海温泉「ホテル華の湯」と致しました。本会開催が福島に決まった経緯には、「東日本大震災と原発事故で消沈した福島県を、学会開催を通して元気付けたい」との会員の方々の思いがあったとお聞きしましたので、これを機会に幾度となく足を運んでいただけるようにと考え、温泉リゾートを会場に選びました。もう一つ、私が最初に参加した国際学会がイタリアのリゾート地サルジニア島で開催された学会で、参加者全員による、日中は熱いディスカッションが、夕食はお酒を飲みながらの親密な交流がなされ、一体感のある学会であったとの印象があり、そのような学会を一度開催したいと思っていたことがあります。会員懇親会も「ホテル華の湯」にて開催しますので、皆様には是非会場に宿泊していただきたいと思います。
 第57回学術集会のメインテーマは、「温故知新 ウイルス感染と免疫研究のこれから」としました。震災からの復興の希望も重ねて、「先人の歩んだ道を改めて振り返り、現状に甘んずることなく、更なる発展を目指したい」との願いをこめました。同時に、「古くからの友人と温泉でお酒を飲んで旧交を温め、またこの機会に新しい知人を得て、臨床ウイルス学会の輪を拡げましょう」という意味合いもあります。プログラムにつきましては、メインテーマに合わせ、招待講演(発酵という神秘)、特別講演(抗ウイルス薬研究の歩みと最近の話題)、パネルディスカッション(感染症法に含まれない感染症のサーベイランス:event-based surveillanceの意義)、シンポジウム(ウイルス分野における次世代シークエンサーの有効性、ウイルス感染症:予防と治療)、そして緊急セミナー(ジカ熱)を、それぞれの分野のエキスパートの先生方にご講演・ご企画いただきましたので、お楽しみいただけるものと思います。また、多くの一般演題の応募をいただいており、この中から若手奨励賞を選出いたしますので、お見逃しないようにお願いします。
 日中は参加者が皆で熱く討論し、その後はゆったりくつろぎながら親睦を深める、そのような学会にしたいと思いますので、是非、ご出席くださいますようお願い申し上げます。

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